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年収25万円指導検討年収25万円指導検討
肉まん父さんが毎日読んでいる神戸新聞に次の記事が出ていました。
ここから新聞記事からの引用です。→
年収25万円指導検討
社会福祉法人「神戸育成会」(神戸市長田区 小林八郎理事長)が運営する知的障害者の作業所が最低賃金法に違反していることなどとして、神戸東労働基準監督署が立ち入り調査し、改善指導を検討していることが19日分かった。作業所は一定の条件を満たせば労働法規の適用から除外されるが、同署は、同法人運営の作業所が工賃を減額するなどの条件を外れ、「労働」にあたると判断。労基署が作業所に指導することは異例で、法人側は反発している。
同法人は同市東灘、中央区で3箇所の作業所を運営。知的障害者計16人が老人ホームのクリーニングや、クッキー作りなどの作業に携わっている。
旧労働省の通達により、作業所や授産施設は@作業員の出欠、作業時間、作業量は自由A同一品目の工賃は作業員の技能によって差別を設けず、同額B作業収入は材料費などを除いて全額を作業員に支払うーなどの条件を満たせば、労働基準法などは適用されず「労働者」としてみなされない。
しかし、同法人などによると、作業員が遅刻した場合は工賃を減額。作業収入が計約1600万円(昨年度)あるうち、障害者に渡した工賃などは約400万円であった。
兵庫県内の最低賃金は時給683円だが、同法人で障害者に支払われているのは、年間約25万円で、時給100円程度にあたり最低賃金を満たさないことになる。
また、神戸市は同育成会に本年度、年間約1400万円の補助金を支出。市は育成会から、収支報告書を受けているが、実際に障害者に支払われた工賃は分からないという。
3つの作業所で働く指導員は7人。同法人によると、今年1月現在の収支状況では、作業収入と補助金計2479万円のうち、人件費は2125万円。障害者への工賃は213万円だった。
同労基署は昨年11月に立ち入り調査し、収支報告書や作業実態を調べた。改善指導することになれば、「障害者を労働者として扱い、最低賃金を払って労災保険にも加入する」か、「適用除外を厳密に守って作業所として続行する」か選択するよう求められることになるとみられる。
同法人の小林理事長は「作業所は就労に向けた訓練の場。指導員がいなければ成り立たない作業で労働ではなく、最低賃金法の対象になるのはおかしい」と話している。
同市は、近く補助金の使途を確認するため、要項に基づき同法人の監査を行う。
「経費を課題に計上していた事実があきらかになれば、改善指導する」としている。
←ここまでが、2007年2月19日の神戸新聞夕刊の1頁のTOP記事(新聞の中で最大の記事)として掲載されていました。
肉まん父さん自身は、この記事の内容が「頭から離れません」
肉まん父さん個人の本音としては、「どちらの立場の人も生きるために必死で働いている」のだと思っています。
ですから、どちらの立場の人にも言い分はあると思うのです。
この作業所で工賃を受け取っている方々も年間25万円ではとてもじゃないですが、「生活」するのは「困難」だと思っています。
そしてこの新聞記事から肉まんが計算すると指導員の方の給料は
人件費2125万円÷7人の指導員=約303万円
の年間収入も税金やその他で仮に20%引かれたとしたら、実際の生活費らまわすことのでる手取りは240万円強で、家族を養ったり家賃やローンなどを考えると、色々と苦労をされている割には、決して高い「給料」とも思いません。
そして、今肉まん父さんが勉強している「社会保険労務士」という資格はまさに色々な立場の「労働者(労働の対価としてお金をもらう人)」を守るための資格なのです。
そして、「介護」「障害者」の分野もカバーしています。
この新聞の内容に出ている「労働基準法」や「最低賃金法」なども勉強中です。
ただ、今は「資格」を持っていないので、この新聞記事にある場所に行って直接話の輪にはいることは出来ません。
しかし、この後、この問題はどうなっていくのか、家の近くにある場所だけに気になっています。
また、こういう話題に詳しい方がおられましたら、アドバイスをお願い致します。
これからもよろしくお願い致します。
肉まん父さん
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