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「福祉施設化」進む刑務所
「福祉施設化」進む刑務所
ここから引用です。→
「福祉施設化」進む刑務所
なぜ、高齢受刑者が急増しているのか。
元法務相職員で、横浜刑務所首席処遇統括官をなどを歴任した、龍谷大橋正保護研究センター浜井浩一教授(47)に聞いた。
〜受刑者が高齢化している
身体疾患や認知症とみられる症状があるなど、まともに服役できる受刑者が少ないのに驚いた。
集団行動で成り立つ刑務所内での高齢化は深刻だ
〜初犯と犯罪を繰り返す累犯の二分化が進んでいる
初犯の受刑者には、社会で頑張って疲れ果てた人たちが多い。
働けない、食べていけない、どうしようもない〜と。
累犯の受刑者は何度も失敗して受刑生活を経験し、あきらめの早い人が多い。
〜満期出所した高齢受刑者の再入所率が高い。
刑務所の現場では「追い出されたり、食べるものがなかったりという心配がない」という声が聞かれた。
社会に居場所がない高齢受刑者にとって、刑務所は最後のよりどころになっていると感じた。
〜それで、服役を繰り返す
累犯の高齢受刑者には、社会に居場所がないため電車にひたすら乗り続ける無賃乗車や無銭飲食でつかまり。出所から一週間もたたずに戻ってくるパターンが多い。
〜結果、刑務所が福祉施設化している
ほかにいくところがないのだから、仮出所率は下がる。
厳罰化の流れで無期刑の終身刑化が進み、刑務所はさらに福祉施設化するだろう。
だが、外に受け皿がない現状ではやむを得ないのかもしれない。
〜刑務所側の対策は
「高齢で病気のある受刑者をみる刑務官は5〜10倍大変」と言われている。
これまで職員増員などの問題は(経費の面から)財務省の理解が得られずタブー視されてきたこともあり、対策は進んでいない。
〜高齢受刑者急増の背景に何があるのか
社会全体が無駄を嫌い、「迷惑な人は出て行ってほしい」と願っている。
生活に困る高齢者が罪を犯すという問題が根底にあり、高齢受刑者の増加は格差社会が直撃していると言えるだろう。
←ここまで2007年12月3日神戸新聞朝刊3頁からの引用でした。
この内容は、以前UPした
「ある現実」
という記事に関連する内容です。
色々な面で「少子高齢化」の影響を感じる毎日です。
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