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虫よけだった、アイシャドー
ここから主に引用です。→
「虫よけ」だったアイシャドー
かっては職業婦人のしるしと考えられていたアイシャドーも、今日(こんにち)では女なら、だれも使うようになってしまった。
そして、色も黒、茶、青、緑から白、また金、銀の粉まで、千変万化である。
このアイシャドーの歴史は古い。アイシャドーはすでに今から五千年も前のエジプトで使われていた。
古代エジプトでは化粧術も早くから発達し、紅、香油、かつらなどを使い、髪を染めることさえ行われていた。
彼らはアイシャドーも知っていた。孔雀石(くじゃくいし)をすりつぶした青い粉をまぶたに塗っていた。
しかし、これは元来は美的効果をねらった化粧術ではなく、もっと実用的な目的を持ったものだった。
まぶたを青く塗ることは、強烈なエジプトの日射をやわらげる働きもあった。
しかしそれより重要だったのは、それが蝿(ハエ)よけになることだった。
孔雀石には強い毒性があり、殺虫剤にも使われている炭酸銅ふくまれていた。
アフリカには今日でも人間の分泌物を好む蝿がたくさんおり、これが目のふちにとまっては、眼病を伝染させた。
孔雀石の粉をぬると、蝿がとまることや眼病の伝染を防ぐことができた。
彼らがアイシャドーを使ったのは、こういう実用的な目的からだった。
濃艶(のうえん)なアイシャドーが、元来は虫よけ、蝿よけだったとは、ちょっと興ざめなことである。
←ここまでは
「昭和の記憶」
を参考にご紹介いたしました。
肉まん父さん自身、この本を読むまでは知らなかった事実ですね(ニコッ)。
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