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振り込め詐欺
新聞(一般紙)を大きな情報源としている肉まん父さんが以前の記事で覚えているものをご紹介致します。
ここから新聞の引用です。→
振り込め詐欺
「年寄りを手のひらで転がしてるようだった」。振り込め詐欺(おれおれ詐欺など)でこの秋、執行猶予判決を受けた男(23)が、取材に重い口を開いた。その独白から、悪知恵を尽くした犯行の一部始終が浮かび上がる。
東京・新宿にある高級マンションの一室。昨夏、友人(23)に誘われて訪ねると、そこは電話詐欺のアジトだった。
ふみ、きよ、ちよ・・・・。
パソコン画面に電話番号検索ソフトで選出した古風な名と電話番号が並び、促されるままに電話をかけた。
「おばあちゃん?」。5.6回目で「シンゴか」と女性の声が返ってきた。「彼女に赤ちゃんができちゃって」。女性は取り乱し、20万円を振り込んだ。
頭にタオルを巻いて変装し、銀行向かった。左手を顔にかざして防犯カメラを遮り、指紋を残さないようにつめで現金自動預け払い機のパネルを押した。
「成功額の半分」。友人と報酬を決め、仲間4人の「仕事」が始まった。
多い日は一人300人、互いの声が入らないよう部屋の4隅に分かれ、布団をかぶって電話をかけた。誰かがうまくいき始めると、雑音が入らないように電話を切った。
最初は自分達で金をおろしたが、「足がつく」と、ヤミ金融の返済に追われる九州の男(45)に月5万円の報酬で頼んだ。
プリベイド式携帯電話は知人の中国人から一台約1万円で買った。
前払い分の1万円は2日で使い切るため、半年で買った電話は300台を超える。
使用後は、湯につけてメモリーを消し、金づちで壊して川に流した。
架空口座はインターネットで調達した。
通帳とカードと印鑑のセットで4.5万円。
1.2回使うとシュレッダーにかけた。その数は半年で、300通を超えた。
だまし取った金は4人で約8000万円。初めは10回に1回は成功したが、被害が報じられ、50回に1回に減った。
それでも800万円を得た日もある。
暴力事件で高校を中退、ヤミ金融の手伝いをしていた。もうからず、別の仕事を探していたときに誘われ、「これで貧乏な人生とお別れ」と思った。
だが、今年に入って引き出し役と主犯格の友人が逮捕され、「逃げられない」と出頭した。
報酬は1200万円。しかし、高級腕時計やブランド物を買い、連日のように風俗店で8万円のシャンパンを開ける生活で80万円しか残っていなかった。
逮捕されて600万円の弁済を求められた。金は母親が親類に頼んで集めてくれた。
拘置所ではお年寄りに囲まれて殴られる夢にうなされ、寝る前に「ごめんなさい」と手を合わせた。
まじめに働くようになって思うのは、プリペイド式携帯と架空口座がある限り、犯行はなくならないということだ。
「この2つがあれば百通りの詐欺が頭に浮かぶ。やっている若者はみな、ゲームのようなスリルがたまらないはずだ」
「振り込め詐欺」の被害が止まらない。今年1〜10月の被害は220億円にのぼる。
←ここまで引用でした。
以上は2004年12月12日 読売新聞38頁からの引用です。
肉まん父さんは実際に「詐欺」に会った方からの話しも聞いたことがありますので、これ以外の具体的なことも知っています。
また、例によって警察関係からも話を聞いています。
年末年始になると、気がゆるむのか、こういう話が毎年増えてくるような気がするのは、肉まん父さんだけでしょうか。
これからもよろしくお願い致します。
肉まん父さん